岐阜県高山市の『二之宮神社のケヤキ』をご紹介します。
樹齢800年の岐阜県指定天然記念物で、幹周6.2m、樹高26mとあります。
境内の東南隅に大きく枝を広ろげそびえ立っています。
近寄ると、道路側の枯れた部分に、神像が彫刻されていました。
前面は金網で被せられ、屋根を設けて大切にされています。
その昔、この大ケヤキが枯れそうになったことがありました。
村人が手を尽くしていたところを、八百比丘尼(ひゃっぱくびくに)が通りかかりました。
枯れた幹に神像を刻み、再生の祈りを込めるとケヤキは次第に息を吹き返し、新芽を伸ばして年月と共に枝葉が生い茂り、今日の 大木になったそうです。
高山を訪れた時には、少しだけ足を延ばして神像が彫られたケヤキに会いに行ってください。
【道案内】 東海北陸道「飛騨清見IC」経由、高山清見道路で高山へ。
「高山西IC」を降り国道158号で高山市街へ。
市街を通り過ぎ、「松之木町東」を右折。 国道361号に入り、木曽街道を直進。
「漆垣内町」の交差点で二之宮神社に到着。
〔岐阜県高山市漆垣内町宮ノ後546番地 二之宮神社境内〕