あわや江戸城本丸復興用材に

名古屋・豊田方面からは国道１５３号を長野県境へ、根羽村に入り1km程でそこへの看板が現れます。右折して300mほどでその巨大な杉が視界に飛び込んできました。

「月瀬の大杉」巨体というにふさわしいその巨樹は、ほんとにボリューム万点、見る者を圧倒します。樹高４０ｍ、目通り幹囲14ｍ、推定樹齢伝承１８００年、国指定天然記念物。

案内板には、さらに次のような記述があります。弘化元年（1844）、江戸城本丸が焼失、その復興用材として白羽の矢が立ちました。しかし月瀬神社の御神木でもあったこの大杉を、住民全員が結束して守ったということが記されていました。当時の住民の心意気に喝采を送りたいですね。

南信州方面へお出かけの際は是非お立ちよりください。車で行けます。体力はいりません。小さい駐車場もあります。