神帰り杉(郡上市大和町)

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岐阜県郡上市の『神帰り杉』をご紹介します。

幹周6.5m、樹高27m、樹齢700年です。

御神木自体には指定がありませんが、「明建神の社叢(神社を囲う林や森)」として、岐阜県指定天然記念物となっています。

「神帰り杉」東側の幹は割れていて、樹皮が巻き込んでいました。

案内板によれば文化3年(1806)の嵐で落雷に遭い、空洞になった傷痕が今も残っています。

数十年前までは樹冠が枯れて、一時は枯死の心配がされたくらい衰え、その後に、新芽が伸びて、枯枝も無く樹勢が良く、神杉の生命力の強さを感じさせる事となりました。

この神社で毎年8月7日に行われる「七日祭(岐阜県重要無形民俗文化財)」では、古式ゆかしく田楽が奉納されるお祭りが行なわれています。

この「神帰り杉」は明建神社の参道入口に聳えていて、昔は祭りの行列がこの杉の下まで来て帰るので「神帰り杉」と呼ばれています。

また境内前には、行列が戻ってくるのを迎えるという意味で「神迎え杉」があります。こちらは次号ご紹介します。

《道案内》

岐阜県郡上市大和町牧912-1 明建神社

東海北陸自動車道「ぎふ大和IC」で降り、右折し大和市街方面の県道52号に進む。長良川を渡り線路を越え、「ぎふ大和IC東」交差点を左折。国道156号(越前街道)を、白鳥方面へ。右手「大和南小学校」を過ぎ、左手「大和郵便局」の「徳永」交差点を右折。県道318号に入り、しばらく直進すると「フィールドミュージアム」案内あり。駐車場に停め、桜並木の参道を神社と反対方向に進む。