前回に引続きまして、明建神社の『神迎え杉・獅子の寝床杉』をご紹介します。
「神迎え杉」は幹周7m、樹高38m、樹齢700年です。
「獅子の寝床杉」は幹周5.6m、樹高37m、樹齢500年です。
「神迎え杉」は、境内前に“でーん”と構えたような姿で聳えています。
太さもあり落ち着きを感じさせられました。
別名では「番太杉」とも呼ばれています。
鳥居横では「獅子の寝床杉」は、石段を越えて根を伸ばして、しっかりと大地を掴むように根張りしています。
樹形は真っ直ぐとすらっと伸びています。境内は杉の木がたくさんありますが、両木ともにしめ縄がつけられ御神木とされています。
明建神社は昔、承久3年(1221)、承久の乱により東胤行(東氏)がこの地域を新たに所領し、妙見菩薩を勘請し妙見宮を築いたのが始まりです。
東氏は古今伝授の家であり、妙見宮では古今伝授の審議がおこなわれることもあったようです。
隣接には「古今伝授の里フィールドミュージアム」があります。
明治時代初期の神仏分離令により、明建神社と改称され、祭神は国常立尊となりました。
《道案内》 岐阜県郡上市大和町牧912-1 明建神社
東海北陸自動車道「ぎふ大和IC」で降り、右折し大和市街方面の県道52号に進む。長良川を渡り線路を越え、「ぎふ大和IC東」交差点を左折。国道156号(越前街道)を、白鳥方面へ。右手「大和南小学校」を過ぎ、左手「大和郵便局」の「徳永」交差点を右折。県道318号に入り、しばらく直進すると「フィールドミュージアム」案内があり、駐車場に停め、境内前と鳥居横へ