山梨県富士吉田市にある『小室浅間神社のカツラ』をご紹介します。
幹根境の周囲13.3mですが、根元より10幹に分岐しています。
最大目通り4.4m、樹高28.5m、推定樹齢600年の富士吉田市指定の天然記念物です。
真ん中に主幹があっただろうと思わせるように10本が放射状に広がり空へとのびています。
案内板には、南北朝時代、後醍醐天皇の皇子・大塔宮護良親王(もりながしんのう)の首級を雛鶴姫が鎌倉から負って落ちのび、この樹の根元の葬ったという言い伝えがあります。
根元には小さな祠が祀ってありました。
カツラの木の後方には「富士山溶岩流原形」があり、唯一ここでしか見られなくなった黒く固まった溶岩石がそのままの状態で残されていました。
《道案内》
山梨県富士吉田市下吉田5221 小室浅間神社 境内
新東名・東名高速「御殿場IC」で降り、国道138号(箱根裏街道)で山中湖方面へ北上。「須走南」交差点から「東富士五湖道路」を進み「富士吉田 河口湖」出口へ。料金所を出て、県道707号を右折。「眼鏡橋南詰」交差点を左折。国道139号(富士パノラマライン)を直進、「上宿」交差点を左折。国道137・139号(富士のみち)直進、「宮川橋北詰」交差点を左折。赤い鳥居をくぐり、案内板で境内駐車場へ。