カムンガイとマルンガイは、森に囲まれたモリンガ王国の兄の王子様とその妹のお姫様です。二人はとても仲が良く、いつも一緒に遊んでいました。ある日、隣のバナンナ王国に住むおばあちゃんから手紙が届きました。おばあちゃんはいま、病気で寝込んでいると書いてありました。二人は心配して、すぐにお見舞いに行こうと決めました。
森の中を歩き始めたカムンガイとマルンガイは、いろいろな虫や動物や草花に出会いました。最初に出会ったのは、大きな目をしたカブトムシでした。カブトムシは二人に話しかけてきました。
「こんにちは、王子様たち。どこへ行くのですか?」
「こんにちは、カブトムシさん。私たちはバナンナ王国に住むおばあちゃんに会いに行くんだ。おばあちゃんは病気なんだよ」
「そうですか。それは大変ですね。おばあちゃんの病気が早く治りますように」
「ありがとう、カブトムシさん。それじゃあ、行かなくちゃ」
「じゃあね、気をつけてね」
カブトムシは二人に甘い樹液を分けてくれました。二人は感謝して、カブトムシと別れました。
次に出会ったのは、ふわふわした毛をさらにモフモフさせたウサギでした。モフモフウサギは二人に話しかけてきました。
「やあ、王子様たち。どこへ行くの?」
「やあ、モフモフウサギさん。私たちはバナンナ王国に住むおばあちゃんに会いに行くんだ。おばあちゃんは病気なんだよ」
「そうなの?それは大変だね。おばあちゃんの病気が早く治りますように」
「ありがとう、モフモフウサギさん。それじゃあ、行かなくちゃ」
「じゃあね、気をつけてね」
ウサギは二人にクローバーで編んだ首飾りを作ってくれました。二人は感謝して、ウサギと別れました。
そして出会ったのは、色とりどりの花を咲かせたハナミズキでした。ハナミズキは二人に話しかけてきました。
「こんにちは、王子様たち。どこへ行くのですか?」
「こんにちは、ハナミズキさん。私たちはバナンナ王国に住むおばあちゃんに会いに行くんだ。おばあちゃんは病気なんだよ」
「そうですか。それは大変ですね。おばあちゃんの病気が早く治りますように」
「ありがとう、ハナミズキさん。それじゃあ、行かなくちゃ」
「じゃあね、気をつけてね」
ハナミズキは二人に花束を作ってくれました。二人は感謝して、ハナミズキと別れました。
やっと森を抜けたカムンガイとマルンガイは、バナンナ王国に着きました。おばあちゃんの家に入ると、おばあちゃんはベッドで横になって休んでいました。おばあちゃんは二人に気づいて、笑顔で迎えてくれました。
「カムンガイ、マルンガイ、来てくれたのね。ありがとう。」
「おばあちゃん、元気?」
「うん、元気だよ。二人が来てくれたから。遠くから歩いてくるなんて、よく頑張ったね。」
「おばあちゃん、これをあげるよ。カブトムシさんからもらった甘い樹液だよ」
「ありがとう、カムンガイ。美味しそうだね」
「おばあちゃん、これをあげるよ。ウサギさんからもらったクローバーで編んだ首飾りだよ」
「ありがとう、マルンガイ。ほんと綺麗で素敵だね」
「おばあちゃん、これをあげるよ。ハナミズキさんからもらった花束だよ」
「ありがとう、二人とも。きれいだね」
おばあちゃんは二人に抱きついて、涙を流しました。二人もおばあちゃんに抱きついて、嬉しくなりました。
「おばあちゃん、大好きだよ」
「私も二人が大好きだよ」
そうして、カムンガイとマルンガイは、おばあちゃんと一緒にしばらくの間、楽しく過ごしました。おばあちゃんの病気はどんどん良くなっていきました。森の中で出会った虫や動物や草花たちは、二人のことを応援していました。
「みんなにありがとうって言いに行かなくちゃね」
つづく・・・。
創作童話「モリンガの日記」お見舞い
原作:Bingチャット 脚色・構成:ひさえさん
この物語を無断で改変したり、他人に譲渡することを禁じます。 Bingチャット